終演後、20:00ごろから三条通近辺の鴨川河原に移動して皆で語らえたらと思います。お時間許す方は是非、こちらもご参加ください!
途中からも、もちろんOKです!
KYOTO Cultural Festivalは、現代社会に生きる人間にとって文化・芸術とは何かを考え、より"血の通った"コミュニケーションを生み出すきっかけを願ったフェスティバルです。
その為に、今回、今の時代を体現する、10代から60代までの超絶HOTな他ジャンルのアーティスト10組を招集し、音楽・ダンスetc、様々な視点から"現代"を切り取ったショウをお届けします。
そして、フェスにお集まり頂いた観客のみなさんと共に、この時代にとって表現とは、音楽とは、身体とは、舞台とは何か、という問いに向き合う時間を、パフォーマンスを味わいながら作り上げたいのです。
このフェスティバルを開催するきっかけとなった出来事があります。
現在続いているロシアとウクライナ間での戦争で、ウクライナのマリウポリにある劇場が破壊されたという報道をみたこと事でした。「劇場が街から無くなる」という事を、自分の立場に置き換えたら、どんなにショッキングな出来事だろうと考えざるを得ませんでした。ショッキングという言葉では収まりきらない、危機感すら覚えました。そして同時に自分の人生において、"人が何かを表現する場所、そしてそれらを観る場所"がとても大事な場なのだと改めて確信しました。きっとこれは人間社会全体にも言えることではないでしょうか。
それと同時にロシア文化の表現が、世界的に制限されている現状にも疑問点があります。
芸術は本来、コミュニケーションツールでもあるべきだと考えるので、この動きは何の発展も解決にもならない、非常にナンセンスな行為だと、私個人は考えます。
こうした問題は根深く、戦争など何か事件が起こる事によって、その都度、社会の膿の様に浮かび出てきては、取り沙汰され、そして、そしてまた忘れ去られるのだと思います。
何を信じるべきか・自ら発言するべきか、そういった事に対して、いかに自分たちが曖昧に生きてきたか、その弱さを突きつけられている様にも感じます。
嘘か誠かわからない情報で溢れた"今"だからこそ、報道もSNSも介在しない人との繋がりや対話、その時その場所でしか味わえない体感を大切にしたいと私は思います。
色々な物事を見る為の判断基準を自分自身で培い、育てていく事は芸術を通じて確実に出来ていくはずです。
白黒なんて誰にもジャッジなんかできない。だからこそ、一人一人が客観性を持ち、目の前にある事を慎重に選択していかなければならない。
そして自分自身でジャッジした感覚に、一人一人が今よりもっと自信と誇りを持つべきだと考えます。
それらの誇りを互いにリスペクトしながらも、ぶつけ合ったり、共存したり、そんなコミュニケーションが生まれる時、初めて前に進めると私は思います。
kokokaでパフォーマンスを体感した後、夜は鴨川の河原に移動して、みなさんと語らえたらと思い計画をしています。お時間許す方は是非ご参加下さい。
このフェスから派生して、色々面白い仕掛けも考えていく予定なので是非、最新情報チェックしてみて下さい!
今回、このフェスティバルの開催と同時に、京都から、そして日本から、フェスティバルを通じて国内外のアーティストとコミュニケーションをとり続ける活動を構想し、実行していく為のファンディング、"KYOTO Cultural Festival Trust"を立ち上げます。
当初私は、このフェスティバルを実現するきっかけとなった街、マリウポリの劇場にまつわるアーティストと繋がり直接コミュニケーションをとりながら、劇場の再建、または何か別の形でアートを通じたコミュニケーションをとる手段を模索する為のファンディングを立ち上げる事を考えました。
しかし、本フェスティバルを進めるに当たって、様々な方との話し合いのなかで、このファンディングは1つの国や地域にとどまらず、困難な状況下で活動を続けるアーティスト同士のコミュニケーションを模索していく事に注力したいという趣旨に変容していきました。
"KYOTO Cultural Festival Trust" は公益性のある募金や基金ではなく、あくまでフェスの代表である小倉笑と、この活動に賛同するアーティストによる文化・芸術を通した継続的なコミュニケーションを生み出す為のファンディングです。
このファンディングで集まった資金の使い道は、今回のフェスティバルを経て、この活動に賛同して頂いた方々と意見交換を行い、具体的に決めていきます(現段階ではまずは"Cultural Festival"を、京都以外の場所で行う案を検討中です。また、このフェスティバルをオンラインを通じて映像などで発信する事によって、更なる波及効果を生むことも期待しています。)。
このフェスティバルは、時代を映す"答え"ではなく"過程"である事を大切にします。反戦やどこかの国を支援する目的ではありません。
今を生きる人間が文化・芸術を通じて、それぞれの価値観について今一度本気で向き合い、より "血の通った" コミュニケーションが生まれる事を願っています。
SMILE 小倉笑
KYOTO Cultural Festival
2022年8月12日(金曜日)
14:30開場、15:00開演
19:00終演予定
(途中休憩あり)
[会場]
kokoka京都市国際交流会館
[Tickets]
[出演者]
yn awr (takayuki kura, nouseskou)
/Dance
ryotaro×保井岳太
/Accordion ×Dance
米澤一平
/Tap Dance
木村英一
/Dance
GODA企画
合田有紀, 野村香子
/Dance
MUSICA MOSCHATA
清水恒輔, 曽我大穂, 生駒祐子
/Music
Makoto Ishizaka Quintet
中田博之, 佐藤絵美里, 加納新吾,
森下啓, 石坂眞
/JAZZ
ふちがみとふなと
渕上純子, 船戸博史
/Music
toru yamanaka
/DJ
小倉笑+岡本遼
/Music
[Staffs]
アドバイザー 吉峰拡
舞台監督 渡川知彦
照明 渡川組
音響 瀧口翔
フライヤーデザイン yu
企画アシスタント ciudad.
制作協力 那木萌美
当日サポートスタッフ
中西一志、宇津木千穂、原田佳苑、
渡邊桃子、菅一馬、石原駿、役者でない、Shinjiro Ohga
主催 SMILE
小倉笑